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日本におけるラリー競技

日本ではあまり馴染みがなく、普及しにくいラリー競技。一般公道を走るため、日本の法律などの観点からあまり歓迎されていないのが現実です。そもそもラリーとはどんな競技なのでしょうか?

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ラリーマシンの解説

ラリー競技に使われるラリーマシンは、サーキットを走るフォーミュラーマシンやGTカーマシンとは全く違う観点で車のチューニングが施されています。
それは路面状況が整ったサーキットではなく、いろいろなシチュエーションが刻々と変わる公道を使って行われているからで、F1マシンをラリーに参戦させても絶対に勝つことができないのです。
まずエンジンは、クラスごとに排気量や過給機の有無が決められており、更にインテークパイプ内に「リストラクター」というものを装着することが義務付けられています。
このリストラクターというのは、ドーナツ形をしており、穴の径が決められていることからどんな車でも同じ吸気量とすることで性能のばらつきをなくそうというものです。
1600cc+ターボエンジンで300ps程度に抑えられているのもこのリストラクターがあるためです。
次にボディ、でこぼこ道も砂利道も高速で走るにはかなり丈夫なボディが必要です。
そのためあちこちに補強パーツを取り付け、量産車の何倍も丈夫なボディを作っています。
転倒時にドライバーやナビを守るロールケージも実はこのボディ剛性の向上を果たしており、相当派手に転んでもボディ自体は何ともないことも少なくはありません。
トランスミッションは、F1のようなセミオートマチックやエコカーのようなAT、CVTなどではなく、マニュアルトランスミッションで、レバーを前後方向に動かすだけでシフトチェンジするシーケンシャルシフトが使われています。
それとラリーマシンで特徴的なものとなっているのがサイドブレーキ、サイドブレーキは通常パーキングブレーキと呼ばれるもので、長時間車を止めておくために車止めとなっているのですが、ラリーマシンの場合は、この後輪だけに聞くサイドブレーキをドリフトに持ち込むためにきっかけづくりとして使います。
そのため強力な制動力が必要となるので通常ワイヤー式である物を油圧式に変え、更にレバーをシフトノブ以上に大きくし垂直につけるのが一般的となっています。
ラリーマシンの運転席を見るとレバーが1本多いことに気が付くことでしょう。
あと足回り、この部分がほかのレーシングマシンと大きく違うところです。
路面状態の良いサーキットでは車高を下げて空力的な効果を狙ったり、ロールセンターを下げたりしていますが、路面の良い部分と悪い部分が入り混じった公道を走るラリーカーは、場合によってはノーマルの車高よりも高くする場合もあり、逆にレーシングマシンなみにべたべたに低くすることもあるので、必ずしも一定ではありません。
更にサスペンションのストロークが必要なため特別な足回りを必要とします。
タイヤもターマック、グラベル、スノーと路面状況に合わせて交換することがあるためホイールのインチもグラベルなどに合わせて16インチあたりが標準的なものとなっています。
見た目はスポンサーカラーに塗られて一見派手に見えるのですがわずかなエアロパーツ以外はあまり大きな変更点はありません。
しかし、中身は量産車ベースといってもかなり大幅に変更されているのです。
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