日本では、スピード競技=暴走という概念が古くからあり、たとえそれがサーキット内であっても一般の方はあまりい良い顔をしません。
そういった理由からモータースポーツ自体が日本ではあまり普及しないわけですが、特に普及しづらい競技がラリーです。
ラリーが行われる場所はサーキットや貸し切りの駐車場など閉鎖された空間ではなく、一般公道を使って行われるので、道路交通法や保安基準、道路運送法などの諸外国に比べてかなり厳しい法律に管理されています。
それでも日本では人があまり立ち入らない様な山道などをつかって、ちゃんと占有許可までとって行っているのですが、許可を出す警察からは「ちゃんと法規は守ってください」という事を言ってくるので、サーキットで用いられる完全な競技専用マシンで走ることができないのです。
更には公道を暴走するという事は、それが競技であっても日本では、「悪いこと」という認識が強くそういった面でもなかなか簡単に競技を行うことができないのです。
しかし、諸外国、特にヨーロッパでは街を上げての大歓迎で、1つのお祭りとしてラリーを受け止め、ステージとなる国や警察も非常に協力的で、日本では考えられない様なラリーマシンが家の目の前を爆走していくのです。
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