忍者ブログ

日本におけるラリー競技

日本ではあまり馴染みがなく、普及しにくいラリー競技。一般公道を走るため、日本の法律などの観点からあまり歓迎されていないのが現実です。そもそもラリーとはどんな競技なのでしょうか?

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ラリーマシンの解説

ラリー競技に使われるラリーマシンは、サーキットを走るフォーミュラーマシンやGTカーマシンとは全く違う観点で車のチューニングが施されています。
それは路面状況が整ったサーキットではなく、いろいろなシチュエーションが刻々と変わる公道を使って行われているからで、F1マシンをラリーに参戦させても絶対に勝つことができないのです。
まずエンジンは、クラスごとに排気量や過給機の有無が決められており、更にインテークパイプ内に「リストラクター」というものを装着することが義務付けられています。
このリストラクターというのは、ドーナツ形をしており、穴の径が決められていることからどんな車でも同じ吸気量とすることで性能のばらつきをなくそうというものです。
1600cc+ターボエンジンで300ps程度に抑えられているのもこのリストラクターがあるためです。
次にボディ、でこぼこ道も砂利道も高速で走るにはかなり丈夫なボディが必要です。
そのためあちこちに補強パーツを取り付け、量産車の何倍も丈夫なボディを作っています。
転倒時にドライバーやナビを守るロールケージも実はこのボディ剛性の向上を果たしており、相当派手に転んでもボディ自体は何ともないことも少なくはありません。
トランスミッションは、F1のようなセミオートマチックやエコカーのようなAT、CVTなどではなく、マニュアルトランスミッションで、レバーを前後方向に動かすだけでシフトチェンジするシーケンシャルシフトが使われています。
それとラリーマシンで特徴的なものとなっているのがサイドブレーキ、サイドブレーキは通常パーキングブレーキと呼ばれるもので、長時間車を止めておくために車止めとなっているのですが、ラリーマシンの場合は、この後輪だけに聞くサイドブレーキをドリフトに持ち込むためにきっかけづくりとして使います。
そのため強力な制動力が必要となるので通常ワイヤー式である物を油圧式に変え、更にレバーをシフトノブ以上に大きくし垂直につけるのが一般的となっています。
ラリーマシンの運転席を見るとレバーが1本多いことに気が付くことでしょう。
あと足回り、この部分がほかのレーシングマシンと大きく違うところです。
路面状態の良いサーキットでは車高を下げて空力的な効果を狙ったり、ロールセンターを下げたりしていますが、路面の良い部分と悪い部分が入り混じった公道を走るラリーカーは、場合によってはノーマルの車高よりも高くする場合もあり、逆にレーシングマシンなみにべたべたに低くすることもあるので、必ずしも一定ではありません。
更にサスペンションのストロークが必要なため特別な足回りを必要とします。
タイヤもターマック、グラベル、スノーと路面状況に合わせて交換することがあるためホイールのインチもグラベルなどに合わせて16インチあたりが標準的なものとなっています。
見た目はスポンサーカラーに塗られて一見派手に見えるのですがわずかなエアロパーツ以外はあまり大きな変更点はありません。
しかし、中身は量産車ベースといってもかなり大幅に変更されているのです。
PR

日本におけるラリー競技

日本では、スピード競技=暴走という概念が古くからあり、たとえそれがサーキット内であっても一般の方はあまりい良い顔をしません。
そういった理由からモータースポーツ自体が日本ではあまり普及しないわけですが、特に普及しづらい競技がラリーです。
ラリーが行われる場所はサーキットや貸し切りの駐車場など閉鎖された空間ではなく、一般公道を使って行われるので、道路交通法や保安基準、道路運送法などの諸外国に比べてかなり厳しい法律に管理されています。
それでも日本では人があまり立ち入らない様な山道などをつかって、ちゃんと占有許可までとって行っているのですが、許可を出す警察からは「ちゃんと法規は守ってください」という事を言ってくるので、サーキットで用いられる完全な競技専用マシンで走ることができないのです。
更には公道を暴走するという事は、それが競技であっても日本では、「悪いこと」という認識が強くそういった面でもなかなか簡単に競技を行うことができないのです。
しかし、諸外国、特にヨーロッパでは街を上げての大歓迎で、1つのお祭りとしてラリーを受け止め、ステージとなる国や警察も非常に協力的で、日本では考えられない様なラリーマシンが家の目の前を爆走していくのです。
これだけ環境が違えば普及の度合いが大きく異なるのもわかるというものです。

チューニングカー買取

ラリーといえばWRC

モータースポーツのラリーといえばWRCを語らずしては何も始まらないでしょう。
WRCは、World Rally Championshipの略で、日本語では世界ラリー選手権と呼ばれています。
ステージとなるのはその名の通り、全世界に至るわけですが、国々の色々な状況やお国柄などから開催することができない国もあることから、もっぱらヨーロッパを中心に行われています。
ヨーロッパのほうは日本のように山岳違いが多く、更に天候もいろいろなので非常に難易度の高いコース設定がすることができ、ラリーの最高峰といわれるWRCにピッタリな難しいラリー競技となっています。
WRCは、エンジン排気量、エンジン形式、過給機の有無、駆動方式によってクラス分けがされており、その中でどのクラスで走行するかを選べるようになっているのですが、毎年メインとなるカテゴリーが設定されており、一流の自動車メーカーなどはそのメインカテゴリーに参戦することが多くなっています。
一昔前までメインとなっていたのが、改造がほぼ無制限で見た目だけ量産車と同じというグループB、
このクラスは公道のF1なんて言われたことがあり、フレームはパイプフレーム、駆動方式は4WD、エンジンをミッドシップに置き、内装などは皆無というまさに走るためにラリーマシンで、中にはエンジンを2つ積むマシンも現れたぐらいとても過激なカテゴリーでした。
そのため競技中の事故も多く、あまりにも危険なため、その後はもっと改造制限が厳しいグループAにメインが移されました。
そのグループAの時代に大活躍したのが、三菱のランサーエボリューションとスバルのインプレッサです。
特に三菱はランサーエボリューションシリーズによって何度も優勝し、WRCを制覇したこともありました。
しばらくこの状態は続いていたのですが、折からエコブームと日本車つぶしによって、メインカテゴリーが1600cc+ターボとなってしまったためどちらのWRCから撤退してしまいました。
悲しいことに日本には1600cc+ターボを持つ車がないのでその後出場する車はなくなってしまいました。
現在もメインカテゴリーは1.6リッターターボエンジンモデルとなっているのですが、将来的にはもっと制限の厳しい新しいカテゴリーが作られるといわれています。
どんな競技でも安全が一番ということです。

ラリー競技のスタイル

自動車競技の中で、唯一公道を使って行う競技がラリーといわれるものです。
ラリーとは当初、出発地点となるある町からゴール地点となる町まで、与えられたコマ図といわれる地図を見ながら、決められた時間で移動し、いかに規定となるタイムに近いかを競う競技で、現在のような一分一秒を競うものではありませんでした。
しかし、ただ単に走るだけでは面白くないということで長い区間のある一定区間だけタイムを「SS(スペシャルステージ)」と呼ばれるスプリント区間を設け始めたのが今のラリーの基本形となりました。
現在はこのSSがメインとなる形となっていますが、SS区間を移動する際に「リエゾン」という形で初期のころのラリー形式が残されています。
最近のラリーは遠距離を走破するのではなく、ある一定地域に設けられたさまざまな形態のコースを走るようになり、規模もコンパクトで日程も1週間から週末だけの二日間ですべての競技を終了するようなものとなりました。
競技といっても公道を走るわけですから、ステージとなる現地の法律に遵守する必要があり、基本的には量産車として発売されているものを改造し、現地の法律にあっている状態、いわゆる車検をクリアできるものでないと出場することができません。
過去にあったグループBのような完全に競技のために作られたマシンでも外側のボディに量産車のものを使うのはこう言った理由からなのです。
最終的にはSSのタイムとリエゾン区間のポイントで勝ち負けを決めることになります。

ラリーとは?

自動車競技の中で、唯一公道を使って行う競技がラリーといわれるものです。
ラリーとは当初、出発地点となるある町からゴール地点となる町まで、与えられたコマ図といわれる地図を見ながら、決められた時間で移動し、いかに規定となるタイムに近いかを競う競技で、現在のような一分一秒を競うものではありませんでした。
しかし、ただ単に走るだけでは面白くないということで長い区間のある一定区間だけタイムを「SS(スペシャルステージ)」と呼ばれるスプリント区間を設け始めたのが今のラリーの基本形となりました。
現在はこのSSがメインとなる形となっていますが、SS区間を移動する際に「リエゾン」という形で初期のころのラリー形式が残されています。
最近のラリーは遠距離を走破するのではなく、ある一定地域に設けられたさまざまな形態のコースを走るようになり、規模もコンパクトで日程も1週間から週末だけの二日間ですべての競技を終了するようなものとなりました。
競技といっても公道を走るわけですから、ステージとなる現地の法律に遵守する必要があり、基本的には量産車として発売されているものを改造し、現地の法律にあっている状態、いわゆる車検をクリアできるものでないと出場することができません。
過去にあったグループBのような完全に競技のために作られたマシンでも外側のボディに量産車のものを使うのはこう言った理由からなのです。
最終的にはSSのタイムとリエゾン区間のポイントで勝ち負けを決めることになります。

プロフィール

HN:
rallyfun
性別:
非公開

カテゴリー

リンク

P R

Copyright © 日本におけるラリー競技 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]